INNOVATOR2400作成レポート後編 INNOVATOR2400完成後のトラブル発生について



1ヵ月後に発生したトラブル(2004年1月中旬)
自作パソコン完成から約1ヶ月後の2004年の1月中旬に突然トラブルが発生しました。

電源を入れるとBIOSは起動せず低音の警告音がなり[BIOS CHECKSUM ERROR]
と画面に出てしまったのです。
このエラーはメインのBIOSが動かなくなってしまったが、
ブートブロックという一部のBIOSは正常に動いている時に表示されるもので
深刻なトラブルが発生している事を意味しています。この画面を見て心臓が止まりそうになりました(^^;;;

試しにリセットスイッチを押してみました。すると普通に起動しました(^^;
さっきのは一体なんだったのかよく分からなかったのですが、そのまま起動していると
WindowsXPの[ようこそ]画面で突然BIOS起動画面へ戻ってしまいました。
勝手に再起動する症状が出はじめたのです。

何度か再起動を繰り返した後、Windowsは起動できました。
しかし、このようにな不安定な状態ではこの先何が起こるか分からないので
最悪の事態に備えて重要なデータはCD-Rに焼いておき、今回のトラブル解決に向けて調査を開始しました。

まずは、BIOS CHECKSUM ERRORが表示されたことについて調べます。
このエラーが出るにはマザーボードが壊れたかBIOSが静電気などの語信号を受けて
ダメージを受けてしまった場合に起こることが判明。

そういうエラーメッセージが出た場合はBIOSのアップデートで修復できる可能性が高いそうですが
BIOSのアップデートを失敗して起動できなくなるのが怖かったため、最終手段まで持ち越すことにしました。


電源出力の影響か?(2004年1月28日)
その後、勝手に再起動する他の原因について調べました。
すると、電源出力に問題があるとその症状が発生しやすいことが判明。
当時の電源はDEER DB-350ATXというケース購入時に付属していた電源ですが、
DEER製は格安電源の代名詞とも言われる格安電源だったのです。

格安電源は低温になるとコンデンサーの電気容量が急激に減り起動障害が
発生することがある事も判明しました。

今回の問題は電源にあるものと思い、電源をパソコン工房オリジナル商品の
WATANABE DENGEN WPS-500にしました。電源を交換して起動させると1発で起動ました。

これで問題解決…と思っていたのですが、翌日パソコンを起動させると
再度BIOS CHECKSUM ERRORが表示されてしまいました。
WindowsXP起動後に突然再起動するようになるなど、症状の改善は出来なかったのです。


起動すればするほど症状は悪化(2004年2月10日)
パソコンを起動させればさせるほど、どんどん不安定になってきました。
無事にBIOSが起動するのに20分ぐらい時間がかかるほど悪化してきました。

そして、2月10日に、とうとうBIOS CHECKSUM ERRORすら表示されず
BIOSが完全に起動できなくなってしまったのです。
最終手段(BIOSの更新)を行うタイミングを逃してしまったと後悔しています。


パーツの再調査、ショップでのハードウェア診断(2004年2月中旬)
しかし、自作パソコンを安定させるようにするため、諦めずにパーツの再調査を始めました。
友人のパソコンに取り付けて検証した結果、メモリ、VGAカードは、どちらも正常なことが判明。

残りはマザーボードとCPUです。ここからは購入したショップでハードウェアの有料診断をしてもらいました。
私の目の前でケースには入れずにCPU,メモリ,VGAを取り付けてチェックするシンプルな方法で実施されます。

結果ですが、PCショップでの検証では問題なく起動できました。マザーボードが故障した可能性は低いと思われます。
また、CPU(自宅で取り外したときにヒートシンクに引っ付いて外れたことを知らずに作業をしてしまったので
CPUのピンが2本ぐらい曲がってしまいましたが…)も取り付けてみた所、CPUも問題なく起動してくれました。

CPUのピンが多少曲がっているため、安全に動作できるとは断言出来ませんが壊れて動かない
熱で焼けてしまったというのではないようです。


自宅での症状は変化せず
自宅にパーツを持ち帰り、再度組み立てて動作チェックをしたところ、やはり起動できません。
仕方ないので友人にメモリとVGAを貸してもらい、動作するか試してみることに。

友人に借りたVGAカードとメモリを挿して始動させると「ピー、ピー・・・」とビーフ音が5秒間鳴る警告音で
画面には何も表示されません。このビープ音の鳴り方は「メモリ・メモリスロット・BIOSの異常」だそうです。
また、メモリだけ以前取り付けていたPC2100 DDR 256MBに付け替えたところ
ビープ音すら鳴らずBIOSは起動できませんでしたorz


ここまで症状が場合によって変わってしまうと、パーツとマザーボードの相性がダメなのか
何度もメモリの取り付け・取り外しをしてメモリスロットが壊れてしまったのか
ショップへ輸送中にパーツが壊れたのか、果ては再度取り付けの時に静電気によってダメージを受けたのか
はっきりした原因が分からなくなってしまいました……。


マザーボードの交換を試みるが状況改善せず
仕方ないので、とうとうマザーボードの交換をする事を決めました。
新しいマザーボードはMSI製の865G Neo2-PLSを購入。

2、3回ぐらいリセットスイッチではなく電源スイッチで再起動させるとBIOSが起動してくれますが
起動中に勝手に再起動してしまうなど今までの症状が残ってしまいました。

しかし、MSI製のマザーボードにはD-Braketというシステムがあり
PCIスロットのブラケットに4つのLEDがあり、その点灯パターンでBIOSの起動状態が明確に分かる
という大変便利な機能があります。
その点灯パターンを見て、現在の状態を調べることにしました。


メモリに問題があると判明(2004年2月下旬)
BIOSの起動が出来ない時に、そのブラケットの点灯パターンを見ると
[メモリサイズチェック]の後に[フリーズ]となっていることが分かりました。

「まさか…!」と思いつつ、以前のノーブランドメモリ(PC2100 DDR 256MB CL2)を取り外して
新しくIODATA製(PC2100 DDR256MB CL2.5)を購入し取り付けてみたところ
今までの症状が嘘のように無くなり安定してBIOSが一発で起動できたのです!
突然の再起動も全くありません。


MSIの独自技術「D-Braket2」により問題解決、自作パソコン復活へ
こうして、自作パソコンはトラブルが発生した1ヵ月後に見事に復活することが出来ました。
これはD-Braket2の点灯パターンを見なければ発見することは出来ず
ずっと解決できなかったかもしれません。素晴らしいシステムを搭載したMSI社に感謝していますm(_ _)m

またマザーボードを交換すると、普通はOSを再インストールしなければエラーが発生したりするのですが、
今回はマザーボードを交換しても内蔵しているチップがIntel865PEからIntel865Gのように
似ているものを搭載したチップにしたので再インストールせずに安定して起動できました。
アクティベーションも働かず、WindowsXPの安定さ・便利さにも感心しました。


左がいままで使用していたIBM製パソコン、右側が今回作成した自作パソコンの外観です。
CPU切り替え機を使用して両方とも使用しています。

せっかく自作パソコンを作ったので、このパソコンの名前も決めてみました。
「INNOVATOR2400」(イノベーター2400)
ちなみに“innovator”は革新者という意味があります。


まとめ
■今回がはじめての自作パソコン作成でしたが、これらをまとめて是非お伝えしたい事はこちら。

・CPUやマザーボードを交換するなら、1台新規に自作パソコンを作成した方が良い。
・ノーブランドのメモリは絶対に買わない。
・電源出力も足りているか注意しておく。
・CPUのピンが曲がっても、曲がりを直してソケットに入れば普通に使える。
・PCショップでパーツの動作検証をするときは、出来るだけ全部のパーツを持ち込んで一緒に検証した方が問題解決が早い。
・パソコンは2台あった方が安全(トラブル発生時の連絡や調査が出来るため)。