液晶モニタ導入記 液晶モニタの導入レポート、使用レビュー。



液晶モニタ導入検討開始(2006年4月5日)
 私が持っているパソコンは全てCRTディスプレイを使用していました(ノートPCを除く)。
しかし、最近では液晶モニタの普及率が高くなり、あわせてディスプレイサイズの大型化や
省スペース化も進んでいます。

 もともと私は発色の良さからCRTを使い続けてきましたが、ディスプレイの設置スペースも
限界があるため、液晶モニタを導入することになりました。

 予算は多く確保できないため、ハイエンド製品を選ぶことは出来ませんが
19インチ液晶でD-sub接続、DVIデジタル接続が可能で、モニタ本体の色がシルバーに
当てはまる機種を探し、IO DATA製のLCD-AD194VSに決定(購入当時の価格[通販]:約33k円)。
メーカーの製品情報



モニタの到着、取り付け作業(2006年4月6日)
 通販で注文して、自宅に液晶モニタが到着しました。


壁掛け扇風機が入っていそうなサイズの段ボール箱が到着しました。
重量は5kgくらいです。CRTディスプレイの半分以下の重量ですね。



スタンドを取り付け、ディスプレイ本体を設置します。
今回はキーボードやPC本体のカラー(シルバー&ブラック)と
合わせるために色はシルバーを選んでみました。
シルバーは無彩色カラーなので、どんな色にも馴染める特徴があります。



今回の液晶導入で是非使いたかったDVIデジタル接続(DVI-D)。
デジタル信号でモニタへ映像データを送るため、ぼやけがなく
液晶モニタでの微調整も必要なくなります。



19インチ液晶と従来使用していた15インチCRTとの比較です。大きさが全然違いますね(^^;
キーボードの幅と同じくらいの大画面です。


まずは液晶モニタだけをパソコンに接続して試運転開始。
画面いっぱいにBIOSの起動ロゴが表示されたときが感動の瞬間ですね。

ドット抜けチェッカーを使ってドット抜けの状況を確認してみます。
画面中央に黒っぽい点を2箇所発見。試しに画面をティッシュで軽く拭くと
あっさり消えました。………ただのホコリが付いただけでしたorz
私が確認する限りでは結局ドット抜けはありませんでした。なかなか優秀ですね。

画面サイズをXGA1024*768サイズからSXGA1280*1024サイズへ変更。
表示できる範囲がグッと広くなりました。そのうちSXGAサイズの壁紙も作成予定です。




微調整、使用感想(2006年4月6日)
CRTディスプレイの色に近づけるために輝度を10に抑え、コントラストを50にアップ。
色温度は最も白さが際立つ9300K設定へ。それでも色がズレるので、パソコンから
出力する信号の色設定も変更してみて、CRTに近い色が再現できました。

この液晶モニタでは赤の色が強いため、緑(G)を20%アップ、青(B)を10%アップして
自然な色合いに近づくことが出来ました。




さて、肝心な液晶ディスプレイの使用感想ですが、第一印象としては
画面が随分と明るいです。輝度100にしたら目が痛くなりますねorz

発色の性能ですが、単色カラー系の色は随分と鮮やかに表示してくれます。
単色カラーならCRTよりも鮮やかなほどです。

しかし、写真など中間色や混ざった色の多い映像の表現はCRTより劣ります。
また白色の表現もCRTより劣りますね。今回購入したパネルは
最も普及しているTNパネルのせいか、少し赤みがかった白色になります。

ハイエンドモデルなどチューニングをしっかりしている製品では
改善されているかもしれませんが、この所が大きな減点ポイントです。
さすがにCRTには敵いませんね。しかし、普段から液晶モニタを
使っている人にとっては全く気にならないレベルだと思います。

驚いた点としては、応答速度の速さ。仕様一覧には応答速度8msとなっていましたが
まさに、それに相当する反応の速さです。CRTと比べても差が分からないくらいです。
ゲームをやってみても映像がはっきり描写されます。


多少気になった点としては内蔵スピーカの音質。かなり小さいスピーカのユニットしか
入っていなく、構造上から見ても高音の再生しか出来ません。メインのスピーカとして
使用するには不向きです。あくまでも緊急予備スピーカと思った方が妥当です。

また、スタンドの高さ調節が出来ません。しかし、角度を調整することは
出来るので個人的にはそこまで気になるところではありませんでした。

総評として、3万円で買える19インチ液晶モニタとしては十分な性能を
出してくれている製品
だと思います。色の再現性能にこだわる人には
強くオススメは出来ませんが、お手軽に大画面でパソコンを操作したい方には
最適のモデルだと思います。


マルチモニタ(デュアルディスプレイ) (2006年4月7日)
液晶モニタの導入は終わりましたが、モニタをより使いやすく
最大限に活用できるように色々と試してみました。

まず最初は今まで使用していたCRTディスプレイも
活用できるようにマルチモニタ(デュアルディスプレイ)にしてみました。


CRTディスプレイにも信号ケーブル(D-subアナログ)を接続してパソコンを起動させます。
WindowsXP起動途中までは両方とも同じ画面が出ますが、WindowsXPの
ログインから先はCRTの方にはなにも写りませんので設定を変更します。

画面のプロパティから設定を変更します。CRTディスプレイの方は
XGAサイズが最も綺麗に写るので、XGAサイズで設定します。



これで設定は全て完了。前代未聞(?)のSXGAサイズとXGAサイズが
混同したマルチモニタの完成です。写真では差がハッキリしにくいですが
液晶とCRTを比較すると、やっぱりCRTの方が色は綺麗です。
液晶だけ置いていれば気づかない程度ですけどね。

CRTと液晶は、それぞれ長所・短所がありますから
それらを融合した環境はこんな感じになります。



画面の領域が倍になるので、色々なウインドウを同時に使用できます。
写真ではメイン(液晶)にはTVチューナの映像を、サブ(CRT)の方には
メールソフトとMSNメッセンジャーの画面を表示しています。



蒼い車輪トップページをそれぞれフル画面表示。サイトはXGAサイズで
見ることを前提に作っているので、液晶側のSXGAサイズでは隙間が
広すぎて少し見づらいですね。普段はブラウザの大きさをXGAサイズ並みまで
小さくしてホームページは見るようにしています。



マルチモニタの醍醐味である、2つの画面をまたいでウインドウを置いた時の様子です。
こんな風にフォルダの中身をワイドに表示させることも出来ます。
今回のマルチモニタは接続信号も違いますし(液晶はデジタル、CRTはアナログ)
画面の表示サイズも(SXGA、XGA)、画面の広さ(19インチ、15インチ)までも
違いますが、ちゃんとこういう操作も表示出来ますね。


マルチモニタにしてみた感想ですが、画面領域が広くなったのは便利だと思います。
しかし、マルチモニタに対応していないソフトが結構ある所が欠点です。
オフィス系のソフトや画像作成ソフトでは問題ないですが、フルスクリーンで動作する
ものなどマルチメディア系のソフトではサブディスプレイ側での動作が
出来ない物がありました。


実際に、TVチューナの映像はメインの液晶側では見れますがサブ側のCRTへ
引っ越しさせると映像が止まってしまいます。

また、ビデオカード1枚が2台分の画面を表示するので当然処理の
負担が大きくなります。負荷の高いゲームではコマ落ちが目立ちました。
動画を見る程度では問題ありませんが、常にマルチモニタを使う人は
ハイエンドモデルのビデオカードに交換した方が無難です。

それでも、マルチモニタは一度遊んでみる価値はありますね。


アスペクト固定(2006年4月8日)
17インチや19インチの液晶モニタは画面サイズがSXGA(1280*1024)サイズとなり
画面の縦横比率(アスペクト比)が5:4となります。

しかし、従来の画面やフルスクリーンで見る動画やゲームの映像は
縦横比が4:3となっているのが基本です。
SXGAサイズ(1280*1024)の縦横比(アスペクト比)が5:4と異なるため
液晶モニタで見ると縦長に伸びた画像・映像になってしまいます。


その問題を解決するのがアスペクト固定機能です。
このアスペクト固定方法は大きく2種類あります。


1つ目は液晶モニタにアスペクト固定モードがある場合は、その機能を使う方法です。
液晶モニタの設定を変更すれば使用できますが、最近のモニタにはアスペクト固定モードは
付いていないのが現状
で、あまり有効な手段ではありません。

2つ目は最も普及している方法でパソコンのビデオカードにある
アスペクト固定機能を使う方法があります。
しかし、こちらにも条件がありGeForce系ビデオカードを使っていることと
ビデオカードと液晶モニタはDVIデジタル接続で繋げていなければ使用できません。

#ATIビデオカードやD-sub接続では使用不可です。十分ご注意ください。


GeForceシリーズのビデオカードではドライバの設定で
アスペクト比を固定する機能が入っています。

GeForceビデオカードで、かつDVIデジタル接続の方は、ぜひアスペクト固定機能を使ってみましょう。
以下の順番に進むと設定画面を開くことが出来ます(多少異なる場合があります)。
画面のプロパティ → [設定]タブ内の詳細設定(V)をクリック → [GeForce XXXX]タブをクリック → デジタルフラットパネルの設定
#GeForce XXXXのXXXXにはビデオカードのチップの型番が入ります(例:GeForce FX5200、GeForce 6600など)。


ドライバのバージョンによって設定項目の名前が多少違う場合がありますが
基本的には同じです。デフォルトでは「ディスプレイアダプタの
スケーリングを使用する(D)」または「モニタスケーリングを使用(M)」という設定になっていますので
「固定された縦横比のスケーリングを使用する」という設定に変更するだけです。

再起動の必要なく、そのまま使用することが出来ます。
#いちいち再起動する必要がない所が、DVIデジタル接続のメリットでもあります。

アスペクト固定機能の設定が出来ましたら
フルスクリーンのゲームを起動して確かめてみましょう。

例として、ぷよぷよフィーバーを起動してみました。
640*480サイズをフルスクリーンで実行すると、このように上下に
30ピクセル分の黒帯が入るようになります。ちょうど黄色い矢印で示した部分です。

アスペクト固定時のフルスクリーンでは実質1280*960というサイズになります。
640*480ピクセルで動いているゲームは、ちょうど画像を2倍に拡大するので
ぼやけがなく、まるでCRTモニタで遊んでいるようなほど綺麗な画面で楽しめる
ようになります。


……SXGAサイズだけアスペクトが5:4比率になった理由を知りたいのは私だけでしょうか?(^^;