自作パソコントラブル対処法(ハード編) newtonがトラブル解決に向けて実践してみた内容を公開。


■掲載しているトラブル対処法一覧

BIOSは起動するが途中で停止してしまう。しかし、ESCキーを押すとOSが起動できる
電源スイッチを押しても全く動作しない
パソコンの電源を入れても起動せず、警告音が鳴りBIOS CHECKSUM ERRORとなる
WindowsXP の起動ロゴが長時間表示されて起動される
LANケーブルをパソコンに接続したり、抜いたりすると勝手にパソコンの電源が入り、起動する
突然パソコンが再起動するようになった
電源スイッチを押してもBIOSが起動せず画面に何も表示されない



BIOSは起動するが途中で停止してしまう。しかし、ESCキーを押すとOSが起動できる
 BIOSは起動するもののBIOSロゴの表示や、ドライブ名の表示の途中で
停止してしまうことがあります(ちなみに、MSI製品マザーボード付属のD-Braket2では
「フロッピーディスク初期化中」のLED点灯パターンで停止)。

ESCキーを押すとOSが起動できるなど、壊れていないようでおかしい動作を起こす場合があります。
少なくとも、BIOSが起動する時点でCPUは大丈夫なので心配しないでください。
ESCキーでOSが起動できるということは、特定のパーツまたはドライブに
問題が発生しているか相性問題が発生していると思われます。


1.ドライブのケーブル接続具合をチェック
 ドライブの信号ケーブル(IDEケーブル、SATAケーブル)や電源ケーブルは正しく接続されているかチェックします。
中途半端な接続ではこのような現象を発生することがあります。
また、信号ケーブルが逆に接続されていないか確かめます(普通はコネクタの形状で逆には刺さりません)。
また、信号ケーブルの断線も考えられますので、ケーブルを別のものにしてみてチェックするのも良いと思います。


2.CMOSクリア
 BIOSの無理な設定変更や、軽い静電気などの誤信号で正しく起動できない場合もあります。
必ずコンセントを抜いて、BIOSをリセットするCMOSクリアを試してみてください。


3.IDE、SATAケーブルをすべて抜いてチェック
 信号ケーブルを抜いた状態でブートするところまでBIOSが進めるか確認します。
ここでブートするところまで進めた場合はドライブが故障または相性問題で
認識障害が発生していると考えられます。


4.電源出力を計算
 やはり、電源出力が足らないと色々な問題が発生してきます。
電源に自信のない場合は要チェックです。どうしても分からないときは最高級ハイエンド仕様の
電源を購入するしかありません。


5.最小構成でチェック
 増設したVGAカードやTVチューナなどを取り外して検証してみます。
それでも改善しない場合はマザーボードを購入したショップへ持って行き
動作チェックを依頼してマザーボードに問題がないか見てもらいます。



電源スイッチを押しても全く動作しない
自作パソコン作成で最も冷や汗の出るトラブルです。
電源スイッチを押してもファンもHDDも回らない場合は電源・マザーボードと
各パーツの接続状態に問題があると思われます。


1.CMOSクリアをしてから、この症状が発生した場合は再度CMOSクリア
 newotnもよくやってしまうのですが、CMOSクリアの時にジャンパーで
ショートさせる時間が短いと中途半端にクリアされ、電源スイッチを押しても全く動きません。
これは再度CMOSクリアをすれば大丈夫です。CMOSクリアを不完全にした事で
マザーボードが壊れてしまうことは、ほとんどないと思われます。
必ずコンセントを抜いて作業してください。


2.電源に電気が供給されているかチェック
 はじめて自作パソコンを作られた方で肝心なコンセントを挿し忘れてしまっていることが稀にあります。
正しく接続されているか確認し、またテーブルタップにスイッチがある場合は
そのスイッチがオンになっているか確かめます。


3.電源の切り替えスイッチが230Vになっていたら115Vに切り替え
 外国向けの電源では購入時に切り替えスイッチが230Vになっている場合もありますので
115Vに切り替えてください。


4.マザーボードとケースとの間にスペーサーを付けているか確認
 これが一番恐ろしいトラブルですが、マザーボードの裏面とケースが接触していると
ショートしてしまい動きません。そのまま放置していると過熱によりパーツを破損したり
火災になってしまうことがあります
ので十分注意してください。

余分なスペーサーがケースに付いていると、それがマザーボードの裏面に
接触してショートを起こします。問題がないか十分確認してください。


5.スイッチのケーブルをマザーボードに正しく接続しているかチェック
 初めての方では見落としやすいですが、ケースにあるスイッチのコードを
マザーボード接続しておかなければケースの始動スイッチを押しても何も起こりません。
マザーボードのマニュアルをよく見て接続してください。


6.最小構成にして起動できるかチェック
 メモリは1枚、オンボードのVGAがあればVGAカードは取り外し、PCIスロットには何も付けず
IDEケーブルやSATAケーブルも全て抜いた状態で起動できるか確認します。


7.ショップにて動作チェック、パーツ交換
 マザーボード、メモリ、CPUをショップに持ち込みハードウェアの診断を依頼してください。
そして、どのパーツによるものなのかを調べ問題のあるものは良品を購入して付け替えます。



パソコンの電源を入れても起動せず、警告音が鳴りBIOS CHECKSUM ERRORとなる
 BIOS CHECKSUM ERRORとなるのはマザーボードに問題があるときに
表示されることが普通ですが、パーツの組み合わせや環境状態によっても発生することがあります。
newtonもこの症状に遭いましたが、正直申し上げると原因をつかむのは難しいです。

このようなメッセージが表示されるのはBIOSのブートブロックという最初の回路は
問題なく動いているが、他で問題があると表示するそうです。
解決は色々な方法を試みていくしかありません。しかし、敢えて申し上げるなら
マザーボードにあるBIOS・マザーボード、メモリに問題がある可能性があります。


1.まずはCMOSクリアをする
 CMOSクリアとはBIOSを初期状態にリセットする機能です。必ずコンセントを抜いて作業してください。
BIOSに誤信号が入ってしまうとBIOSが起動でない事もよくあるそうです。


2.電池交換
 BIOSの設定を記録している電池が消耗すると発生することもあるそうです。
電池を交換し、CMOSクリアを行ってみてください。


3.ノーブランドのメモリを使っていたらブランド品に交換
 ノーブランドのメモリを使用されている時はブランド品のメモリに交換すると直ることがあります。
またメモリとの相性によっても発生することがあります。


4.最小構成にして起動できるかチェック
 メモリは1枚、オンボードのVGAがあればVGAカードは取り外し、
PCIスロットには何も付けず、IDEケーブルも全て抜いた状態で起動できるか確認します。


5.BIOSの上書き
 多少危険が伴いますが、静電気によってBIOSのデータが壊れると症状が発生します。
この場合は以前正常に動いていた時のBIOSのデータをダウンロードして
フロッピーディスクに入れておきデータを上書きさせると直ることもあります。
無料保証期間が過ぎて、かつ自己責任のもとで行う時のみお試しください。


6.ショップにて動作チェック、パーツ交換
 マザーボード、メモリ、CPUをショップに持ち込みハードウェアの診断を依頼してください。
そして、どのパーツによるものなのかを調べ問題のあるものは良品を購入して付け替えます。
問題の起こりやすいパーツの順番は多い順にメモリ、マザーボード、CPUだと思います。




WindowsXP の起動ロゴが長時間表示されて起動される
起動は出来るものの、時間が異常にかかる場合はドライブの設定ミスや
相性・不具合が考えられます。newtonもこの問題で悩みました…。
今回の場合はドライブに問題があると思います。


1.ドライブの電源ケーブル・IDEが接続されているかチェック
 FDDやCD-ROMなどのドライブの電源ケーブルが正しく接続しているかチェックします。
とくにFDDの電源ケーブルは小さいので接続を忘れがちです。
電源ケーブルが挿してないと起動に時間がかかってしまいます。
またIDEケーブルも正しく接続されているか確かめます。


2.ディバイスマネージャーで1つ1つドライブを無効に設定し、起動時間が短くなるかチェック
 FDDやCD-ROMを1つ1つ無効にするよう設定してください。
すると、どのドライブに問題があるかが分かります。
もし、あるドライブで時間がかかる場合は、そのドライブを交換してください。
またイベントビューアのエラーログを参照すると問題を起こしているドライブが分かることもあります。


3.IDEケーブルを別のものに交換
 IDEケーブルに問題があるとデータ転送に支障をきたし、起動に時間がかかることがあります。


4.Windowsの再インストール
 ここからはあまりお勧めできませんが、再インストール(クリーンインストール)を行います。
(普通は1〜3の方法で解決できるはずです)


5.BIOSのアップデート
 BIOSを最新バージョンに更新してみます(失敗すると起動できなくなる危険もあるため最終手段の時のみお試しください)。


LANケーブルをパソコンに接続したり、抜いたりすると勝手にパソコンの電源が入り、起動する
最近のマザーボードで発生する可能性があります。
newtonがこの症状に遭遇した時は「この自作パソコンはやる気あるなぁ……」なんて感心していたのですが(^^;; 
やはり勝手に起動すると困るので原因を調べました。これはBIOSの設定で直ります。


1.BIOSの設定を変更
 普通ならば、設定を変更することで直ります。
周辺機器からの信号入力でレジュームするような設定があれば、それを切っておれば大丈夫です。
もしくはWake On LANの項目があれば、それも切っておけば大丈夫だと思います。

最近のマザーボードでは、別のパソコンがLANケーブルを通じて
起動信号を送るとパソコンを起動できるリモート機能があるのですが、その誤作動だと思います。
#BIOSのアップデートで直るかもしれませんが、私は試していないので未確認です。


突然パソコンが再起動するようになった
今までは安定して動いていたのに突然再起動する症状が出てしまうことがあります。
これらの場合では電源・メモリ・マザーボードに問題がある可能性が高いです。


1.最近新しく付け加えたパーツを取り外す、ケースファンの電源ケーブルを抜いてチェック、消費電力の計算
 もし、再起動が起こる症状が出始めた数日前にパソコンに新しくビデオカードや
HDD、DVDドライブなどを取り付けた場合は、そのパーツを取り外してみてください。
また、ケースファンを動かしている場合は全て電源ケーブルを抜いてみてください。
もし、この処置で症状が改善された場合は電源の出力が足りないことになりますので電源交換を行ってください。

 また、電源の出力が足りないことが多いので、消費電力の計算を行ってください。
パソコンに使う電気は主に3V、5V、12Vと3種類ありますが、電源の出力と消費電力とが
つりあっているか確認してください。電気が足りないと不安定になり、放っておくと症状が
悪化する危険があります。電気出力について、どうしても分からない時は
最高級の電源に交換するしか方法はありません。


2.室内を20度ぐらいに暖めてチェック
 冬場で室内が寒いとパソコンが正しく起動できなくなることが稀にあります。
室温が暖かい時に動くか確認します。動く場合は、どのパーツのコンデンサが
劣化しているか調べ、そのパーツを交換します。特に格安電源は寒いと出力が低下し
不安定になりやすくなるそうです。ドライヤで電源やマザーボードのコンデンサを
壊れない程度に暖めるなどして、調べてください。

 暖かい時に起動できるならばコンデンサの劣化が考えられます
(物によっては性能の悪いコンデンサが取り付けられてそのような症状が
発生することもあります)ので修理を依頼したほうが無難です。


3.ノーブランドのメモリを使っていたらブランド品に交換
 ノーブランドのメモリを使用されている時はブランド品のメモリに交換すると直ることが
よくあります(newtonもこれで解決しました)。メモリにも超小型のコンデンサがあり
ノーブランドのメモリではコンデンサが付けられておらず、安定して動かないものもよくあるそうです。


4.別のコンセントにパソコンを接続してチェック
 これもよくあるそうですが、同じコンセントにたくさんの電化製品が接続して動作していると
コンセントの電圧が低下することがあります。パソコン本体だけは
別のコンセントに接続し、正しく動作できるか確かめてください。
電圧が低いことが分かっている場合は100Vを115Vに電圧を上げる
ステップアップトランスを使うと改善できる事もあるそうです。



電源スイッチを押してもBIOSが起動せず画面に何も表示されない
自作パソコンを組み立てて電源を入れるとファンやHDDは動作するものの
BIOSが立ち上がらないという原因を絞ることはなかなか難しいです。
しかし、時間をかけて1つ1つ原因となるもののを見つけ出せば解決できるはずです
(newtonは1週間調べた結果、原因を見つけました)。

まずは接続状態について調べる必要があります。
BIOSが起動しないトラブルではメモリ・マザーボード・VGAカードに問題がある事が多いです。
(CPUはよほど無理な取り扱いをしない限り、壊れることはほとんどありません)


1.モニタやVGAケーブル、VGAカードに問題が無いかチェック
 VGA関係に問題が無いか確かめます。よくあるミスで、VGAカードを挿したのに
オンボードの方にVGAケーブルを接続するパターンがあります。
VGAカードを挿すとオンボードのVGAは作動しないようになりますので、
取り付けたVGAカード側の方にケーブルをつなぎ変えてください。
また、モニタは正常に動作できるものなのか確かめください。


2.メモリ・CPU・VGAカード・コンセント・電源ケーブルの接続をチェック
 特にメモリはソケットが硬いので、慣れていないと中途半端に挿していることがあります。
うまく挿さない場合は片方に力を加えて差し込み、その後に反対側を強く押すと挿しやすくなります。
メモリは意外と力を入れても壊れにくいので、あまり神経質にならなくても大丈夫だと思います
(静電気に気をつけるほうが神経質になります)。

 CPUファンの電源ケーブルをマザーボードに挿さないと起動しないマザーボードもありますので、コ
ネクタに挿し忘れが無いか確かめます。また、電源のコンセントを挿し忘れたり、電源ユニットにある
スイッチを切ったままにしたり、切り替えスイッチが230Vになっている事もよくあります。

 CPUにはの形をした12Vコネクタに電源を接続しないと動きません。電源の接続に問題がないか確かめます。
また、マザーボードによっては補助電源としてHDDやDVDドライブで使う物と同じ電源コネクタも
接続する必要があったり、VGAカードに電源ケーブルを接続する必要のあるパーツもありますので
説明書をよく読んで、接続し忘れがないか十分確認してください。


3.IDEケーブルやFDDケーブル、ジャンパー設定をチェック
 ジャンパー設定をしていないとBIOSが起動しないものもあります
(自作パソコン登場前にメインで使っていたIBMのパソコンで1度やってしまいました)
ジャンパー設定を再度確認してください。またIDEやFDDケーブルが正しい方向に繋がっているか確認します。


4.CMOSクリアをして起動チェック
 CMOSクリアをして起動できるか確認します。CMOSクリアとはBIOSを初期状態にリセットする機能です。
必ずコンセントを抜いて、説明書を見ながらCMOSクリアのジャンパー部分を見つけて作業してください。
輸送中にBIOSに誤信号が入ってしまうとBIOSが起動でない事もよくあるそうです。


5.最小構成にして起動できるかチェック
 1〜4で解決できない場合、パーツの初期不良や相性問題の可能性があります。
メモリは1枚、オンボードのVGAがあればVGAカードは取り外し、PCIスロットには何も付けず、
IDEケーブルも全て抜いた状態で起動できるか確認します。


6.マザーボードをケースから外し、最小構成で起動できるかチェック
 マザーボードをケースから取り外して下にダンボールや緩衝材などの絶縁物を置き、
最小構成で起動できるか確かめます。マザーボードとケースが接触してショートを起こし
その影響で起動できないパターンもまれにあるそうです。


7.ボタン電池を交換して起動チェック
 最初に作った時ではなく、使ってから数年するとよく起こるパターンですが、
BIOSの設定情報を記録しているボタン電池が消耗すると起動できなくなります。
購入したばかりのマザーボードでは普通ありませんが、念のため注意する必要はあります。


8.ノーブランドのメモリを使っている場合は別のブランド品のメモリにして動作チェック
 newtonも同じ問題に遭遇しましたが、ノーブランドのメモリはトラブル発生の元です。
その場合はブランド品のメモリ(ノーブランドのメモリより価格が倍以上になります)を
購入して取り付け、起動できるか確かめます。


9.電源出力が足りているか計算、または電源交換
 これもよくあるパターンですが、格安の電源はトラブル発生の元です。
特に室温が低いと電気出力が減ることもありますので、電気出力が足りているか計算し
足りない場合は電源交換をします。電気出力が足りないと当然ですが起動できません。


10.メモリ・CPU・VGA・マザーボードが動作しているかチェック
 別のパソコンにセットして初期不良でないか確かめます。
別のパソコンがない場合は購入した店で動作チェックを依頼し初期不良でないか確かめます。
普通の店では購入してから1週間以内ならば初期不良のチェック・パーツ交換が無料で
出来るはずですので出来るだけ早めに診断してもらったほうが良いです。
各パーツを購入した店が違う場合でも全てのパーツを持ち込み、一緒にチェックしてもらうと原因が早く分かります。